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10月5日読売囲碁認定戦の結果  ホッソオ
 今月の認定戦に参加したのは、ホッソオ、東奔西走さん、カメ子さんです。あとのお二人についてはまた本人が自戦記を寄せてくれると思いますので、今回は僕だけの報告にします。

 8月の近鉄百貨店囲碁祭りでの認定大会は、惜しくも3勝1敗で四段認定を逃してしまいました。そのことがずっと気になっていて、そのもやもやを打ち破るべく、ちょっと自己暗示をかけ続けてきました。
 自己暗示とは「僕は5回打てば4回は勝つはず。近鉄のはたまたま負けの1回だったのだ」と毎日言い聞かせ続け、「近鉄の敗戦はコウの見逃し。だが、この2ヶ月間コウの対策に一生懸命取り組んできているのだ」と毎日唱え続けてきたのであります。

 さて、今日、受付に行くと、段位申込者のカードが並べてありました。見ると4、5人が五段で申請しています。そうか、それならば今日は五段でいこう!とやにわに思い立ち、申し込みカードに「五段」と記入して渡しました。自己暗示の効果か、ちょっとハイテンションでした。
 すると、受付のお姉さん、何を思ったか、5段を消しゴムで消して5級と書き直すじゃありませんか。ちょっとちょっと、僕、段位でだしてるんですけど、とあわてて声をかけて直していただきました。しかし、いきなり水をぶっかけられた感じでしたわ(苦笑)。

 第1局は、同じく五段。こちらは黒。慎重な布石から、相手のミスをとがめて中央部分で優位に立ちました。が、切られないようにゆるやかにかけついだつもりが、実は味が悪くてもぐりこまれて切られてしまいました。その石がかなり大石だったので、捨てるか強引に生き延びを図るか迷いました。

 そこで、とりあえず転戦。中央の大石は捨てたふりをして、左下で工作。具体的には白の陣地に上から入るようなそぶりの手を打ち、それがそのまま中央の大石への援軍となるよう苦心しました。あんまり露骨に援軍になると、中央がそっくりとられるので、そのへんの打ちまわしに苦労しました。結局、コウで助け出すのに成功し、優位のまま終盤へ。
 かなり大きなヨセのところで、形勢判断。つまり今自分は勝っているのか負けているのかの判断ですね。それもどの程度の差があるのかも見極めなければなりません。
 
 この時点では10目ほど勝っている、これからは慎重に打とう、冒険は止めよう、という方針で最後まで打ちましたが、整地してみると、ジゴ。つまり同点。コミ6目半そのままそっくり負けてしまいました・・・。
 あそことあそこのヨセをもう少し飛び込んでおけばよかったなと反省。
 さすがに5段クラスになると形勢判断の力もかなり求められるようになっているな、と自覚。

 というわけでいきなり初戦で負けてしまいましたので、免状の夢は雲散霧消。
 第2局は、同じく五段の人。こんどはこちらが白。力でぐいぐい押してくるタイプの碁でしたが、これは僕はどちらかといえば得意なほう。攻めるよりは攻められたのを逆襲していくときがもっとも自分の力が出てくるようです。
 これは大石を召しとって、中押し勝ち。

 第3局は三段。初段~三段あたりの人たちの中で2勝して、こちらにきたようです。こちらが2子おかせましたが、余裕で大勝でした。

 最終第4局は、四段の人。この人もなかなか腕力のある碁を打ちましたが、局地的な打ち方に走るので、全体としてはバラバラな碁。それに助けられて30目差で勝ち。

 結局3勝1敗の成績でした。五段で申請してこの成績ですからまずまずですね。でも、五段が少し見えてきたのはとてもうれしいです。五段になれば、自分の父と初めて置き石なしで打つことができるわけですから。

 次回に行くとすれば、来年の1月か2月でしょうか。それまでの自己暗示の文句は何にしましょうかね。

 最後に、認定戦が終わってから、カメ子さんと東奔西走さんの練習対局を拝見させてもらっての感想です。
 だいたいはその場で申し上げましたので、ここでは簡単に再掲ていどで。
 まず、東奔西走さんについては・・・、
 カメ子さんやトロロくんのようにちゃんと先生についていないのに、よくぞここまでレベルをひきあげてきたやん、の一言につきます。たぶん、負け碁から教訓を引き出すのが上手なんではないでしょうか。
 今回の対局を見る限りでは、大きな課題としては「布石」です。いちがいにはいえないですが、まあだいたい第1手から30手くらいまでの打ち方に難があります。
  これを克服するには、プロの棋譜を並べて感覚をつかむのが早道でしょう。布石の中のバランス感覚というのを肌で感じ取れるようになればいいのです。すぐには身につきませんが、こつこつと取り組んでくださいませ。
 次に、ヨセ。これは「自分の陣地が増えて、相手の陣地が減る」割合の大きそうな所から打つのが基本です。
 3つめ。下に潜り込むような打ち方ではなく、上に伸びるような打ち方を心がける。
 
 それくらいでしょうか。自分の弱い石がないか目配りする、というのはもう実践しようとされてると思うので、とりあえず上の3つに留意していただいて頑張ってください。

 カメ子さんはすでに先生についているので、僕から言うことはないんですが、今日の対局を見るかぎりでは、「中央感覚」はgood!ですね。一歩先んじる手を何度か打ってはりました。延びしろがたくさんありそうですね。頑張ってください。

 





 








 
by deafigo | 2008-10-05 23:27 | Comments(0)
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